少し前に、確かラジオで聞いたと思いますが、最近の考え方でご飯を食べる時に「いただきます」は言わなくても良いのではないか?と考える人がいるそうです。
なぜかと言うと「お金を払っているから」だそうです。
他でもそうですが、例えば「法に触れなければ何をしても良い」と考えたり、何をしても「他人に迷惑を掛けなければ自由」と考えたり、物事を理屈で割って考える人が多いように感じます。
人間は曖昧で抽象的なものだと思います。
理論や理屈は一つの「物差し」であって、とても融通が利かないもので、計れるものには随分制限がされます。
例えば、定規で水の量を測ろうとしたり、計量カップでスピードを測るようなものです。
コップに入った水が高さが5cmでも「この水は5cmです」と言えます。残念ながら間違ってはいないのです。計量カップが一杯になったのが15秒であれば「速さは15秒です」これも間違っていません。
機械と同じでごく一面しか捕らえる事ができません。物事は常に立体で「いびつ」な形をしています。ドリンクの缶を上から見て「銀の丸です」と言うのは正しいですが、物事を捕らえているとは言えないと思います。
それが正確にわかるのは人間の感覚であり、感性だと思います。
前も書きましたが、公平にすると不公平になるのはその為だと考えています。
学校の授業で「公平」にすると、授業が理解できない子供により時間をかけたり、補習をする事すら明らかな「不公平」になります。理屈の物差しでは役に立ちません。
内々の話ですが、次回のプチソルグから出展者側のルールがより明確にされます。
色々な問題からだそうですが、曖昧にしておけば良い事まで「理屈の物差し」で計ろうとする方がおられ、結局出店の要綱が厳しくなったようです。
その中でも一番怖いのが「出展料」です。
払うのは問題ないのですが、間違って「出展料を払ったから、これぐらいの事はしてくれて当たり前」と考える人が出てこないかです。
出展料はみんなで運営をする為の予算で、プチソルグやモギトリを楽しく、ストレス無く運営する為の物だと思います。
何よりもまず、このイベントが「みんなで楽しむ」事が前提にあって、「売って利益をあげる」事が先にある訳ではないと思います。
基本は「プチソルグ」ののんびりした「一日」だと思っています。
多くの方の協力で、他に無い魅力的なイベントが出来ているのだと思います。
ユメミさんのイベントに参加させて頂いて、花空間けいはんなさんの場所、特に芝生の上を使わせて頂いて、多くのお客さんに来て頂いてと、先に感謝する気持ちが大切だと思います。
曖昧さを基本に楽しめたらと思います。